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建設コラム

2級電気工事施工管理技士の難易度や受験資格、合格率について解説します

2023.07.19

2級電気工事施工管理技士とは

電気工事施工管理技士とは、電気工事の現場管理をする立場になることが出来る施工管理技士国家資格のひとつです。

電気工事の責任者としてのプロフェッショナルとして認められ、主任技術者や監理技術者といった必ず現場にいなければならない役職に就くための要件になっています。

2級資格は、建設工事で配置が必要な主任技術者と認められる際に必要な資格となっており、主任技術者は外注総額4000万円未満の建設現場に配置が義務付けられています。

4000万円以上の建設現場では監理技術者の配置が必要になりますが、こちらは1級電気工事施工管理技士でなければなることが出来ません。

しかし、1級の受験資格のひとつに2級の第二次検定に合格するというものがあり、かつ1級の試験内容は2級の応用になります。

そのため、1級電気工事施工管理技士および監理技術者にもぜひ取得してほしい資格です。

また、電気工事を行うことが出来る第一種・第二種電気工事士の資格を取得すると、独立して業務を外注することが可能になります。

独立を自信のキャリアの目標とする方には大きなメリットとなるため、オススメの資格です。

2級電気工事施工管理技士の資格取得の難易度

2級電気工事施工管理技士の資格を得るための試験である2級電気工事施工管理技術検定は、第一次検定と第二次検定に分かれています。

第一次検定では全問四肢択一か五肢択一のマークシート問題となっており、出題数64問中必須問題と選択合わせて40問を解答します。

試験時間は2時間30分です。

出題範囲は7分野と広いですが、電気工学・電気設備・施工管理・法規の4分野の出題数が多いため、その4分野をしっかり対策すると取得へ近づきます。

また、17歳以上であれば受験ができるため受験資格の条件は厳しくありません。

一方、第二次検定は記述問題と四肢択一のマークシート問題の二種類が出題されます。

全5問中3問が記述問題となっており、第一次検定よりも難易度は難しいと言えます。

記述問題の分野は3問とも施工全般のため、施工についての範囲を重点的に勉強し、繰り返し過去問を解いて対策をしましょう。

受験資格は第一次合格者かつ(学歴が大卒の場合)実務経験1年以上が必要です。

2級電気工事施工管理技士の合格率

国土交通省の発表した令和4年度の2級電気工事施工管理技士試験のデータによると第一次検定の合格率は平均55.6%と、半数以上が合格しており、合格基準は40問中24問です。

令和3年度に出題内容の変更がされてから合格率は上昇傾向にあり、対策をしていれば十分に合格が望める難易度です。

一方、第二次検定の合格率は平均61.8%と、こちらは第一次検定よりも高くなっており、合格基準は60%以上です。

こちらも令和3年度の出題内容の変更から上昇傾向があります。

しかし、第一次検定を通過した人のみが受けられる試験であるため、第一次検定の内容をしっかり理解できていれば第二次検定範囲も難しいわけではありません。

国土交通省「令和4年度 建築・電気工事施工管理技術検定(1級・2級) 「第一次検定(2級後期)」及び「第二次検定」合格者の発表」より引用

まとめ

2級電気工事施工管理技士は、難関資格ではありませんが、しっかりと対策の必要な資格であることが分かります。

実務経験と知識の両方が必要です。

しかし、取得できると自身のキャリア選択の幅が広がることは間違いありません。

同時に、周囲からの信頼や年収の増加も期待できます。

是非2級電気工事施工管理技士を取得し、ご自身の可能性を広げて、より良いキャリア選択の準備をしませんか?

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