建設コラム
発注者支援業務とゼネコンの違いは?年収・休日・仕事内容を徹底比較|「みなし公務員」の働き方とは

「激務で土日も休めない」「残業が多すぎる」と頭を抱える施工管理技士の間で、発注者支援業務が注目を集めています。
しかし、発注者支援業務はゼネコンと比較して本当に楽なのか、給料はどうなのかなどわからないことも多いでしょう。
そこでこの記事では、発注者支援業務とゼネコンの違いを徹底解説します。
立場・働き方・年収・転勤について解説しますので、「残業や休日出勤に疲れた」「安定した働き方をしたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
発注者支援業務とゼネコンの違い①【立場】「作る側」か「支える側」か

発注者支援業務とゼネコンは、立場が違います。
例えば、ゼネコンは受注者として工事を完成させる責任者で、原価管理や職人の手配といったマネジメントが主な仕事です。
そのため、ゼネコンは一言でいえば「作る側」です。
一方、発注者支援業務は国土交通省やNEXCOといった発注者の職員に代わって業務をします。具体的には、「発注者側の代行者(みなし公務員)」として工事の監督や積算などを行います。
ゼネコンの立場が作る側なら、発注者支援業務は「支える側」です。
以下の記事は、発注者支援業務について詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
>>発注者支援業務とは?仕事内容・年収・将来性を施工管理技士向けに完全網羅
発注者支援業務とゼネコンの違い②【働き方】残業時間と休日の違い

発注者支援業務とゼネコンは、働き方も大きく異なります。
例えば、ゼネコンは工事期間が最優先なので、休日出勤や長時間の残業が発生しやすい状況です。悪天候などで工事が思うように進まなければ、大きなしわ寄せがくるでしょう。
一方、発注者支援業務は発注者(官公庁)の勤務時間に合わせて仕事をします。
つまり、官公庁同様基本は土日祝日が休みで、さらに残業時間も月に30時間程度と少ない傾向があります。
そのため、発注者支援業務はゼネコンに比べて、ワークライフバランスの取りやすい職種といえます。
発注者支援業務とゼネコンの違い③【年収】給与水準は下がるのか?

一般的に、「激務=高給」というイメージを持つ方もいますが、必ずしもそうとは限りません。
例えば、発注者支援業務は土木施工管理技士などの資格を持っていると、報酬単価が高く設定されることが多い傾向にあります。
その結果、発注者支援業務はゼネコンと比較しても遜色ない年収を期待できるでしょう。
さらに、ゼネコンは勤務時間が長くなりがちなので、時給換算ならむしろ発注者支援業務のほうが給料は高くなることもあります。
以下の記事で、土木施工管理技士の試験の合格率について解説していますので、あわせて確認してみてください。
>>1級土木施工管理技士の合格率は?一次試験・二次試験の難易度や令和4年度の合格率について解説
発注者支援業務とゼネコンの違い④【転勤】勤務地の融通について

ゼネコンと聞くと「全国転勤」をイメージする方も多いのではないでしょうか。「ゼネコン=全国転勤」は、もはや常識として知られています。
一方、発注者支援業務派遣会社で勤務すれば、ある程度希望エリアを考慮してもらえるケースが多いです。
全国転勤が悪いわけではありませんが、どうしても全国転勤は難しい方やできれば避けたい方もいるはずです。
そのような方は、全国転勤が当たり前のゼネコンではなく、ある程度エリアを限定して働ける発注者支援業務を検討してみてください。
発注者支援業務に向いている人の特徴

「発注者支援業務は魅力的だけど、自分が向いているのかわからない…」
このような方は、以下の特徴に当てはまっていないか確認してみてください。
- 書類作成・データ整理が得意
- コミュニケーション能力が高い
- 責任感が強い
- 家族との時間を大切にしたい
- 専門的な資格を有している
- 安定して働きたい
- 現場の施工管理の経験を活かしたいが、体力的に現場常駐中は難しい
上記に一つでも当てはまる方は、発注者支援業務が向いている可能性があります。
私たちジーエヌティー株式会社は、発注者支援業務を行うエンジニアにやりがいのある環境を提供しています。
「土日祝日くらい休みたい」「安定して働きたい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
発注者支援業務とゼネコンの違いに関するよくある質問

発注者支援業務とゼネコンの違いに関するよくある質問は、以下のとおりです。
- 発注者支援業務とは何ですか?
- ゼネコンから発注者支援業務に転職する際に身につけておいた方がよいスキルはありますか?
- ゼネコンに比べて発注者支援業務は楽ですか?
発注者支援業務への理解を深めたい方は、回答にもしっかりと目を通しておきましょう。
発注者支援業務とは何ですか?
発注者支援業務は、発注者(官公庁など)の仕事を技術的な面でサポートする業務のことです。
発注者の良きパートナーとして、発注者の職員に代わり、工事の監督や資料作成を行います。
また、公務員のサポート役になるので「みなし公務員」と呼ばれることもあります。
ゼネコンから発注者支援業務に転職する際に身につけておいた方がよいスキルはありますか?
ゼネコンから発注者支援業務に転職する際は、CADやExcelといったデスクワークに関するスキルを身につけておくとよいでしょう。
発注者支援業務では、資料作成や図面の修正を求められることも多く、身につけてお くとスムーズに働き始められます。
ゼネコンに比べて発注者支援業務は楽ですか?
発注者支援業務は、土日祝日が休みであることに加え、毎月の残業も少ない傾向があります。さらに、デスクワークも多くなる傾向があります。
ゼネコンで土日関係なく無理して働いていた方からすれば、身体的にも精神的にもかなり楽になると予想できます。
まとめ:発注者支援業務はゼネコンと違い安心して働ける

発注者支援業務は、立場・働き方・年収・転勤のすべてでゼネコンとは違います。
この記事を最後まで読んだ方なら、発注者支援業務はゼネコンより有利な面が多いことがわかったはずです。
現在、「激務で土日も休めない」「残業が多すぎる」など心身ともに疲弊している方は、ぜひ発注者支援業務への転職も検討してみましょう。
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