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建設コラム

建設業界で人手不足が起こっているのはなぜ?その原因と対策

2023.07.05

近年建設業界では人手不足が問題となっています。

この人手不足は様々な要因が組み合わさって起こっており、その中でも特に大きな要因を3つ紹介します。

業界全体の高齢化による退職者の増加

建設業界で中核を担っている世代の高齢化が進んでおり、それによる退職者が増えています。

経験豊富なベテランがその技術を若い世代に継承せず引退することもあり、今後は人手不足だけではなく技術面も課題になる可能性があります。

若年労働者の減少

建設業界の人手不足の要因として考えられる要因の一つが若年労働者の減少です。

若年労働者が減少している理由として考えられるのは少子高齢化と建設業界に対するイメージです。

少子高齢化により若年層の人口が減少しており建設業界にかかわらず若手労働力の確保が難しくなっています。

また若年層が建設業界に持つイメージによって若年労働者の減少につながっています。

現在の若年層は建設業に対し一言でいえば「キツイ」というイメージを持っていることが多いです。

実際に工事現場などを目にするとかなり高所で作業している場面や重そうな資材を運んでいる場面をよく見かけると思います。

また近年はIT化が流行っていることもあり肉体労働などは避けられる傾向にあります。

他業界への人材流出

建設業界の人手不足として考えられる要因として他業界への人材流出なども考えられます。

先述した通り、建設業に対してハードワークが多いイメージを持っている人もいます。

そのため他業界で一見すると楽に見える労働環境やより高い給与を魅力的に感じて、建設業界から人材が流出することもあります。

また、その時代によって仕事のトレンドが異なっており、新しい技術を駆使する仕事に対して興味を持つ人も一定数います。

転職することを前提に考えている人が増えている点も要因の一つだと考えられます。

建設業界での人材不足への対策は?

前述したように建築業界での人手不足には様々な原因があります。

このような原因を対処するにはどのような手があるのでしょうか。

建設業界のイメージアップをする

建設業界の高齢化と退職者の増加は避けることができません。

そのような状況で大切なのが若年層を獲得し労働力を維持することです。

現在建設業界が若年層を獲得しきれてない原因として建設業に対して「キツイ」イメージがあるとあげました。

そのため若年層を獲得するには建設業界のイメージアップが大切です。

具体的にはAIの導入を行い危険を伴う作業は可能な限り避けられるようにしたり、昔ながらの上下関係を緩くするなど現在の労働環境の流行に合わせていくことが重要です。

新技術導入により大きく労働環境や建設業界そのものが変化する可能性がある点は非常に魅力的だと思います。

建設業界のみの利点をアピールすること

建設業で人手不足が起こっている原因として他業界への人材流出があるとあげました。

このような状況を改善するためには建設業界にしかない利点をアピールすることが非常に重要です。

建設業には例えば以下のようなメリットがあります。

・絶対になくならない
・将来性がある

一つ目のメリットは「絶対になくならないこと」です。

人間の生活に必要な衣食住に含まれている建築業は人間が生きている限り今後もなくなる可能性は非常に低いでしょう。

二つ目のメリットは「将来性がある」ということです。

建設業界は現在厳しい労働環境であることが多いですが、この先AIの導入がうまく進めば非常にホワイトな労働環境を実現させることができます。

このような建設業界のみの利点を強調することが今後建設業界の人手不足を解決するために大切になっていきます。

まとめ

建設業界では人手不足が問題になっています。

その問題の原因として業界全体の高齢化や退職者の増加、若年労働者の減少、他業界への人材流出があり、建設業界のイメージアップや建設業界のみの利点をアピールすることが人材不足を解決するために重要になっていくでしょう。

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