建設コラム
1級土木施工管理技士の合格に必要な参考書の選び方は?それぞれの参考書・過去問集の特徴まとめ
1級土木施工管理技士の参考書の選び方
1級土木施工管理技士の勉強は、仕事をしながら参考書による独学をすることがほとんどになります。
なので、仕事の合間の時間で勉強できる、自分に合った参考書を選ぶことはとても重要です。
しかし、自分に合った参考書を選ぶ前に、注意しておく点がいくつかあります。
①第一次検定と第二次検定の両方に対応しているか
②参考書か、過去問集か
③最新年度のものか
これらについてまず解説します。
①第一次検定と第二次検定の両方に対応しているか
1級土木施工管理技士の参考書には、1冊で第一次検定と第二次検定の両方の内容を収録したものと、第一次検定と第二次検定で参考書が分かれているものがあります。
参考書の表紙には「第一次検定」「第二次検定」「第一次・第二次」等、必ず記載があります。
よく見て購入するようにしましょう。
また、表記が第一次検定・第二次検定ではなく、学科・実地となっているものもあります。
学科が第一次検定、実地が第二次検定のことを指しています。覚えておきましょう。
オススメは第一次検定と第二次検定の両方の内容を収録した参考書です。
分かれているものは2冊参考書を買わなくてはいけないので、1冊で済むものであれば買い忘れがなく、コストパフォーマンスも良いです。
しかし、1級の参考書は第一次検定と第二次検定で分かれている参考書のほうが多くあります。
分かれている参考書を選ぶときは、セットで買うことをオススメします。
②参考書か過去問集か
1級土木施工管理技士の勉強をするときは、参考書と過去問集の2つを使用することが望ましいです。
過去問数年分を繰り返し解くことが合格の一番の近道ですが、過去問の解説だけではわからない知識や、知っていることを前提とした解説が出てくることがあります。
そういったときに参考書を活用し、わからないことを確認するという勉強の仕方が、確実に知識を身に着けることができる方法です。
こちらも表紙に表記があるので、検討前に確認するようにしましょう。
また、参考書には過去問を収録しているものもあります。
しかし、大抵が頻出問題のみを抜き出した問題集か、1年分しかついていないなど、これだけでは演習量が足りません。
過去問は、5回分以上を繰り返し解くことが合格への近道になります。
5回分の過去問が収録されている過去問集を購入し、演習することをオススメします。
③最新年度のものか
1級土木施工管理技士の参考書は毎年最新版が出されます。
なぜなら、毎年範囲や主題が変わり、内容もアップデートされているからです。
最新の問題傾向を知るためにも、最新の傾向を分析して出されている参考書を選ぶようにしましょう。
自分に合った参考書選びのコツ
自分に合わない参考書を選んでしまうとモチベーションが下がり、効率よく学習することができなくなってしまいますよね。
自分に合った参考書を選ぶときに注目したいポイントがいくつかあります。
文字の多さ、図・イラストの多さ
イラストや図が多い方が視覚イメージとして理解がしやすく、わかりづらい専門用語も記憶に残りやすいという方はいるでしょう。
逆に、図やイラストよりも文章が多くて読みごたえがあるほうがやる気が出るという方もいるでしょう。
あなたはどちらのタイプでしょうか?
事前にどのような解説の仕方がやる気が出るか、希望を決めておきましょう。
自分のレベル
1級土木施工管理技士を受験するみなさんは実務経験が必ずある方です。
しかし、専門的に学んだことがあるか、無いかでレベルは変わってくるでしょう。
それにより、合う参考書は変わってきます。
専門的に学んだことがある方は参考書を使わずとも、過去問集をガンガン周回することがあっているかもしれません。
逆に、座学等で知識を体系的に獲得していない方は、一度解説の詳しく乗っている参考書で知識を得たほうが解けるかもしれません。
自分のレベルに合わせて、必要な要素を満たしているものを選びましょう。
おすすめの参考書一覧
ここでは、第一次検定と第二次検定の両方収録されているものをピックアップします。
建築土木教科書 1級土木施工管理技士 第一次・第二次検定 合格ガイド 第2版
価格:3960
ページ数:520ページ
・webから学科試験の過去問をダウンロードすることが可能。スマホで使える用語集ももらえるため、手元のデジタル機器で学習ができる
・経験記述の添削された解答例を多数収録している。Webからも解答例をダウンロード可能。記述試験の勉強に特化していると言える参考書
いちばんわかりやすい!1級土木施工管理技術検定 合格テキスト
価格:2530
ページ数:472ページ
・章ごとに重要度や頻出度等がまとめられているため、優先順位をつけながら勉強が可能
・暗記部分は赤シートに対応している
過去問集
こちらも、第一次検定と第二次検定の両方収録されているものをピックアップします。
詳解 1級土木施工管理技術検定過去5回問題集 ’23年版
価格:2200
ページ数:544ページ
・5回分の過去問を分析&収録されている。
・出題傾向分析表、頻出テーマをまとめた要点チェックを収録しているため、効率よく学習することが可能
1級土木施工管理技士 過去問コンプリート 2023年版: 最新過去問8回分を完全収録
価格:3080
ページ数:576ページ
・8年分という、豊富な過去問数の参考書。多く演習を行いたい場合は最適
・出題傾向分析や、経験記述の攻略法を収録している。
・連携しているスマホアプリがあり、成績管理や試験日カウンターなどの独学支援機能が充実している
まとめ
1級土木施工管理技士は、仕事の合間や仕事終わりで時間を多く取ることが出来なくても、独学で取得することが可能です。
独学で取得する場合は、過去問を繰り返し解き、参考書でわからないところを確認するという学習方法が最適です。
自分に合った参考書で、ぜひ独学で取得を目指しましょう。
また、独学で継続するのが難しいという方には、通信講座やスクールがおすすめです。
こちらもやはり時間は取られてしまうため、ワークライフバランスも意識しながら、自分に合った方法であきらめずに合格を目指しましょう。
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